平和を感じに

今年の夏終戦記念日に近いある日かねてから行きたいと思っていた香良洲の歴史資料館に行ってきた。香良洲町はかつてその大部分を海軍航空隊の養成所いわゆる予科練の敷地が占めていた。現在もその部分を掘が取り囲み当時を偲ぶことができる。資料館はその一角に佇んでいる。建物は昭和55年にできているが館内には戦時中の品々が多く展示されている。予科練を卒業して或いは戦争末期には途中で志願して特攻隊などで戦地に散っていったものもいたのだろう。彼らの遺品や遺書も見ることができる。10年位前に知覧にある特攻平和会館で涙を流した記憶も蘇る。それに比べると香良洲のそれはとても地味で1時間いても他に誰も入場者がない程だが、70年以上前に起きていた事を想像し平和を望む気持ちを益々強くすることができた。また訪れてみたい。